続・ショーンK問題について考える


男性差別の結果だと思います


こんにちは。

 

今日も自由気ままに綴っていこうと思います。

 

前回書いた、ショーンさんの色々詐称問題についてもう少し掘り下げてみようと思います。

これは日本社会の大きな問題が産みだした結果だからです。

 

★★★

 

まず、前回も書いた通りショーンK問題は「男性差別」が産んだ悲劇だと私は思っています。

そもそも、男性は必ず働かなければならない。

この考えが、男性差別だということを認識した方がよろしいと思います。

 

まずはコチラをご覧ください。

 

それとこちらもご覧ください。

 

結婚というものを視野に入れる時、男女差がだいぶでてきます。

男性は女性に「収入」はどうでもいいと言う。

女性は男性に「年収300万~500万欲しい」と言う。

 

以前、保育園問題の時にも書いたように、

現在、非正規雇用の平均年収は170万ほどです。

300万~の半分くらいになっちゃいます。

500万なんてとてもとても無理な話ですよね。

 

たとえ、年収500万の方と結婚したとしても、リストラされたらどうなるのか。

就職難ですぐに仕事が決まらなければ、早急に派遣で働くとして年収170万コースです。

 

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では、なぜ男性は働かなければならないのか考えましょう。

 

食べていくためにお金が必要だから当り前でしょうか。

確かに、当り前だと思います。

しかし、それは男女共に関係なく働かないといけませんよね?

 

なぜ、男性は家庭を養うのが当然であり、養えない男はダメ男なのか。

 

それは「社会が男性を差別しているから」です。

 

最近は、イクメンなんて言葉もでてきて男性の家事育児参加が一般的になってきました。

現に、女性が男性に求めるものは収入だけではなくなってきています。

 

これは「分業」の視点からみていた時代からの脱却です。

 

男は「仕事」「収入」=お金担当

女は「家事」「育児」=お世話担当

 

家庭を築くためにこの分業を日本人はしてきました。

 

いわゆる、仕事だけの夫と専業主婦ってやつです。

 

しかし、夫の収入が減収傾向の世の中で、一馬力では経済的な不安がでてきました。

だから、保育園などに子供を預けて働く必要がでてきた女性が現れたし、

男女平等が一般化したおかげで、女性が仕事に喜びを覚えるのは悪ではないという考えもでてきました。

女性が働き仕事が楽しければ、家庭収入も増え、税収も増え、ほんと一石数鳥ですからね。

 

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つまり、現在の家庭事情は昭和時代よりも複雑になってきています。

 

男性は「収入」「家事育児の手伝い」

女性は「家事育児」「収入の手伝い」

 

といったニュアンスになりました。

 

あくまで、「収入」のメインは男性。

あくまで、「家事育児」のメインは女性。

 

といった考え方です。

 

今まで、完全な分業がポピュラーだっただけに、

まだまだシステム的に確立していない模索状態だと思いますが、

 

これからはさらに進化して

 

男性「収入」「家事育児」

女性「収入」「家事育児」

 

が、どんどん増えるのではないでしょうか。

つまり、本当に平等で、男女共にフルタイムで収入に責任をもち、

男女共に家事育児に責任をもつということです。

 

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時代は流れ、世の中の考えも変わります。

 

「女は家で家事・育児してろ」こんな発想はもはや時代遅れです。

それは世の中に浸透してきていると思います。

 

では「男は沢山稼げた方がよい」「男らしくない」これがまだ時代遅れではない理由は何か。

それは単純に男性が差別されており、

「差別されているはずの男性が、差別されていることに気が付いていない」からです。

 

家事育児が苦手な女性でもいいですし、

職場でお茶くみしない女性でもいいですし、

茶道もお花もできない女性でもいいです。

こういった女性をさして「女らしくない」なんて言いませんよね?

 

もう、言ったらダメな世の中なんです。

それは女性差別ですから。

 

では、なぜ男性には「男らしくない」とか「年収は?」なんて言えるのか、

何度でも言います。

男性が差別を受けているからです。

 

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「男は子供を産めない」

「女性しか子供を産めない」

物理的に当り前で、だからなに?って話です。

「人間は呼吸しているんだ」くらい、だからなに?って話です。

 

そして、女性が子供を出産することと、男性が出産できないことは、

「収入を得る」ということとは何も関係がないということを認識してください。

 

もし「子供」「出産」というキーワードと「収入」というキーワードを結びつけるならば、

肉体的に出産ができない女性は「収入を得なければダメ人間」ということになります。

「子供が産めない男は稼げ」の原理ならそうなりますよね。

 

そして、子供が作れない低所得男性は「絶対結婚対象にならない」ってことになります。

その人の人間性なんて全否定です。「産めない」「稼げない」なんてありえない。

そういう原理になります。せめて、どっちかやれよって考えですね。

 

★★★

 

長々と書きました。

 

つまり、男性は「収入がないと人間としての価値が低い」という差別を受けている。

家事育児に参加しない男性はよくないと言われているならば、

収入に対しての責任感を緩和しないと男性は精神的にもたない。

 

「出産」「育児」という武器を言い訳に「収入」という責任を男にだけ任せる原理だと、

出産できない女性は収入がないとダメ人間ということになる。

 

そんなことない。と、いうならば男も収入があるかないかは関係ない。

男女共に収入を得ようと責任を感じるのが平等というものだと思います。

当然、家事育児の責任も男女共に平等です。

 

これが何故、ショーンさんと繋がるのか。

「学歴詐称、職歴詐称してでも」

「男だから」

「収入を得ないと」

「認められない」

この呪縛が全くなかったとは私には思えないからです。

 

ショーンさんのことはよく知りませんが、少なくとも活動自粛を即決しています。

STAP細胞の方とは少し違うと私は勝手に思っています。

 

そして、上記の呪縛はリストラにあったお父さんにも発動します。

仕事いくフリして公園でお弁当食べているお父さん。

「男だから」の呪縛の末、自殺という選択肢を選ばないでほしいですね。

 

そろそろ、男性も目を覚ます時がきたのではないかと、

私は少しソワソワしています。

 

以上、私の勝手な意見でした。

 

 

またっ!!